第2回地区P連会長・家庭教育委員長研修会を開催しました
投稿日: 2025-12-08

令和8年12月6日(土)、静岡県内のPTA関係者が参加し、第2回地区P連会長・家庭教育委員長研修会を開催しました。研修会では、静岡県教育委員会健康体育課・危機管理安全班の古谷智弘氏が「学校安全」をテーマに講演しました。
古谷氏は、スマートフォンやSNSの普及、犯罪予告、災害リスクの増大など、学校を取り巻く安全課題の多様化を紹介し、学校・家庭・地域が連携した安全対策の重要性を説明しました。
講演では、全国の重大事案を例に挙げながら、生活安全・交通安全・災害安全の現状と課題を解説。熱中症対策や登下校時の交通事故防止、台風や地震への備えなど、日頃からの危機管理の徹底が求められると述べました。
また、津波被害を受けた大川小学校の事例を踏まえ、避難判断や危険箇所の確認の重要性を強調。県のGISマップの活用や「ふじのくにジュニア防災士」制度も紹介され、家庭・地域での防災意識向上が呼びかけられました。
参加者からは、「地域・学校・家庭が連携し、顔の見える関係をつくることこそが、災害から子どもと地域を守る力になる」との思いが共有された。なかでも最も多く寄せられたのは、研修会を通じて他市町の委員と意見を交わし、各地域の取り組みや課題を具体的に知ることができた点を大きな成果として評価する声である。特に、「他の市町の生の情報を得られたことが何よりの収穫だった」との意見が相次ぎ、情報交換の意義と価値の高さが改めて示された。
